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学術研究
アゼリア(更年期)外来受診患者の更年期症状緩和におけるアロマテラピーの有用性の検討 村上志緒、代田琢彦*、土井めぐみ*、林真一郎、石塚文平*(グリーンフラスコ株式会社 グリーンフラスコ研究所、聖マリアンナ医科大学 産婦人科*) 一般に更年期障害を主訴とした患者に対しては薬物療法、特にホルモン補充療法、抗不安剤、漢方薬を用いた治療が主となっている。近年欧米では医療分野に相補・代替療法が浸透しつつあり、研究も盛んになってきている。昨年、聖マリアンナ医大病院アゼリア(更年期)外来で行なったアンケート調査では43%の患者が相補・代替療法を受けた既往があり、78%が大学病院での導入を望むという結果を得た。そこで、その導入を具体的に検討することを目的とし、そのひとつとしてアロマテラピーを患者に施術し、更年期症状改善への有用性の検討を行った。 【方法】アゼリア外来の患者を対象に、外来受診時に約30分のアロマテラピーの施術を行った。施術前後に更年期症状の把握のためのクッパーマン指数、及び自己抑うつ度の指標となるSDSアンケートを行い、併せてセルフケアの方法を説明し家庭での実施を促した。約1ヵ月後の再受診時に前回同様の施術と施術前後の状態把握アンケートを行い1つのケースとし、推移を解析した。10例の患者に実施した。 【結果】クッパーマン指数は、1回目の施術前31.4±6.5に対して、約1ヵ月後の再受診時施術前には21.3±6.9と有意に低下し、症状の改善がみられた(p<0.01、図1)。SDSスコアは、49.2±6.1から43.7±4.4となり、抑うつ度がやや改善されたことが示唆された(p<0.05)。施術後のアンケート結果も示す(図2)。
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