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アセチルコリンエステラーゼを阻害する精油のスキンケア効果
〜フランキンセンス、ローズマリー、スィートマジョラムで細胞修復効果を確認〜

 

 精油の香りを嗅ぐことにより、自律神経系が調節され、主に副交感神経が優位となってリラックス効果が得られる・・。こういった精油の作用により、アロマテラピーは様々な領域で活用されている。さらに最近は自然化粧品への関心も高まり、スキンケアに精油を用いることも多くなってきた。3月末に京都で行われた日本薬学会第129年会では、いくつかの精油のスキンケア効果について検討した結果、3種の精油が副交感神経の調節因子であるアセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害作用を持ち、お肌への直接的な効果を示すことが、ポーラ化成工業の末延氏らにより報告された。
 シャーレに広がった正常ヒトケラチノサイトの培養細胞の真ん中をライン状にスクラッチして引っ掻き傷を作り、24時間培養後の引っ掻き傷の復元状況を観察すると共にAChE発現量をみた。アセチルコリン(Ach)のみを含む培地によりAchが細胞修復効果を持つこと、更に紫外線照射によるダメージによってAChEの発現が増える、つまりAchが分解されてしまうことを確認した後に、精油の効果を検討した。
 その結果、フランキンセンス、ローズマリー、スィートマジョラムが良好な細胞修復効果とAChE阻害作用を持つことがわかった。更にこれらの精油を含むスキンケア品を1カ月使用することによりヒト肌での角質水分量の増加と、経皮水分蒸散量の抑制が認められ、自律神経系への作用と共にお肌への直接的な効果があることを確認した。これら3つの精油の香りと美肌効果、まずはオリジナルコスメで実感してみるのもよいだろう。

4/10/2009 Text by Shio Murakami

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