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 【海外の最新研究を紹介】 メディカルハーブリサーチ No.8
「妊娠期間中のエキナセアの服用は胎児の器官形成などに特に影響を与えることはない」

  発行:2000年12月29日 グリーンフラスコ株式会社
Text by Shio Murakami (グリーンフラスコ研究所)

 

 エキナセアは北米市場で最も人気のあるハーブサプリメントである。妊娠のうち、少なくとも半数は計画されていないものであり、妊娠に気付かない妊婦が妊娠初期にエキナセアを服用していることは多々ある。しかし、妊娠中のエキナセア服用の安全性については情報が乏しい。本研究では、妊娠中にエキナセアを服用した場合の安全性について検討した。妊娠中にエキナセアサプリメント(カプセル、錠剤、チンキ)を服用したとして、来院した206名(妊娠初期に服用した112名を含む)の女性の、その後の妊娠出産の状態(出産時の生死、正常分娩、自然流産、治療的な流産、奇形や染色体異常など)について調査した。妊娠中にエキナセアを服用していない対照群と比較検討した結果、両者に統計学的な差異はみられなかった。本研究より、妊娠中のエキナセアの服用は、胎児の器官形成や妊娠出産の状態に影響を与えるものではないことが確認された。

【解説】
 エキナセア(Echinacea purprea キク科、別名パープルコーンフラワー)は、免疫系を強化するハーブとして、インフルエンザや風邪の予防や、膀胱炎や気管支炎、ウィルスなどによる感染症に関する対症療法として用いられています。アメリカ合衆国では、ハーブサプリメントの服用は年々増加しており、1990〜1997年の間で385%の伸びを示しています。そのなかでも、エキナセアは最も人気の高いハーブであり、1995年にはアメリカのハーブ市場の10%を占めています。ハーブは作用が穏やかで安全性が高くエキナセアについても同様ですが、妊娠中の安全性が統計学的に確認されたことは、更に安心して服用できるという意味で有意義です。

【参考】詳細は以下の論文をご参考ください。
Gallo M. et al. (2000) Pregnancy Outcome Following Gestational Exposure to Echinnacea. Arch Intern Med 160:3141-3143

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