ホーム > グリーンフラスコ研究所 > メディカルハーブリサーチ >No.27
GREEN FLASK ONLINE SHOPPING

 【海外の最新研究を紹介】 メディカルハーブリサーチ No.27
「ホーソンの抽出物には拡張期血圧を降下する作用がある」

  発行:2003年8月5日 グリーンフラスコ株式会社
Text by Shio Murakami (グリーンフラスコ研究所)

 

ホーソンの抽出物とマグネシウムサプリメントの血圧降下作用について、軽度の高血圧の症状をもつ36名(男性18名、女性18名)を対象に二重盲検法にて検討した。食事に関する調査と、安静時、運動後及びコンピュータストレステスト後の血圧測定を含む検査を行った後、対象者はa〜dの4群にランダムに分かれ、a群は600mgマグネシウム、 b群は500mgホーソン抽出物、c群は600mgマグネウムと500mgホーソン抽出物(併用)、d群はプラシーボ(対照)を各々10週間服用し、5週目と10週目に、安静時、運動後及びコンピュータストレステスト後の血圧測定を含む生理機能測定を繰り返し行った。その結果、プラシーボを含むすべての群で収縮期及び拡張期血圧の降下がみられ、ANOVA検定での要素比較解析によって、安静時の拡張期血圧が有意に降下したことが確認された(p=0.081)。また、ホーソン抽出物の服用によって不安の症状が改善される傾向があることが示唆され(p=0.094)、今後の検討を要する。
【解説】 ホーソン(Crataegus oxycanthaバラ科西洋サンザシ)は、心臓冠状動脈の機能調節や血行改善の降下がある強心のためのハーブとして用いられています。果実をはじめとして花部や葉部が用いられ、フラボノイド配糖体、サポニン、縮合タンニンなどを主要成分として含有しています。
 軽度の高血圧症では、運動や食事療法を含めたライフスタイルの改善指導が第一に行われ、その後改善がみられない場合に降圧剤の服用に移行するというケースが多くみられます。血圧の調整にはいくつかのミネラルが関与しており、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどが降下作用を有すると報告されています。マグネシウムは動脈を弛緩させて血圧の上昇を抑制することが示唆されるとともに、ストレスによって最も失われやすいミネラルといわれており、高血圧の食事療法では、マグネシウムを多く含む食品を摂るようにとの指導も含まれています。  
 本研究では、心臓のためのハーブとして良く用いられるホーソンの抽出物が血圧降下作用を有することを実証しています。降圧剤を服用する以前に、生活に取り入れやすいハーブを用いることは、ライフスタイルの改善の要素のひとつとして重要であるといえるでしょう。
【参考】詳細は以下の論文をご参考ください。
Walker AF, Marakis G, Morris AP, Robinson PA. Promising hypotensive effect of hawthorn extract: a randomized double-blind pilot study of mild, essential hypertension.
Phytother Res. 2002 Feb;16(1):48-54.

前のページに戻る

グリーンフラスコ研究所へのご意見・お問い合わせは lab@greenflask.com までお願いします。
▲ページのトップへ戻る

Copyright 2003 GREEN FLASK Co., Ltd. All rights reserved.