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メディカルハーブリサーチ > No.46
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| 【海外の最新研究を紹介】 メディカルハーブリサーチ No.46 | |
| フラックスシードオイル(亜麻仁油)は内発的な遺伝子損傷を防御する | |
| 発行:2007年4月27日 グリーンフラスコ株式会社 Text by Shio Murakami (グリーンフラスコ研究所) |
| 突然変異や染色体異常などを含む内発的な遺伝子の損傷は、遺伝子複製ミスや酸化による損傷などが大きな原因と考えられている。野菜、果物、穀類を多く摂取すると癌の発症率が小さいことから、食物は癌の発症に関連があることが示唆されており、食物がDNA損傷の度合に影響を及ぼすと考えられる。マウスを対象に、フラックス(亜麻
Linum usitaissimum )の種子から得られる油脂であるフラックスシードオイル(亜麻仁油)を含む数種の食餌を与えて、遺伝子の破壊や欠損により増大する血液の小核の出現率をフローサイトメトリー法(蛍光染色法)により測定した。小核は赤血球の初期の網状赤血球の段階で現れてその後30日間の赤血球の細胞寿命の間存在する。
C57B1/6マウスを5匹ずつのグループに分けて、1)市販の通常食餌、2)穀類とフリーズドライの果物と野菜で構成された調整食餌AIN-93G、3)26種のうちから1種を全量の20%含むAIN-93G、を与え、実験開始前と開始後の2週間ごと6週間、小核出現率を測定、結果は表のとおりであった。調査した26種の中ではフラックスシードにより、網状赤血球、及び正染性の赤血球のどちらにおいても小核出現率を各々30%、11%と最も抑えられた。この結果により、フラックスシードオイルを摂取することにより内発的な遺伝子の損傷が防御されることが示唆され、癌などの食物に関連性のある疾病の予防に役立つことと考えられる。
【解説】フラックスシード(アマ科 Linum usitatissimum の種子)は、古くから緩下剤として、また炎症を抑える目的で用いられてきました。最近では米国をはじめとしてヘルスフードとして注目を集めて食されているフラックスシードの効能は数多く報告されており、食物繊維を豊富に含むため腸のぜん動運動や腸内細菌の増殖を促し、便秘やIBS(過敏性腸症候群)を改善したり、アテローム性動脈硬化症を予防したりします。また、低温で圧搾して得た亜麻仁油はα-リノレン酸を油脂中多く含むため、生活習慣病やアレルギーの予防効果を期待できるn3系脂肪酸(オメガ3脂肪酸)の貴重な供給源となっています。今回の研究では、フラックスシードオイルを摂取することによって内発的な遺伝子の損傷が防御されることが示唆され、ガンなどの疾病の予防に役立つことが示唆されました。加熱せず、オイルをサラダのドレッシングとして用いたり、種子をシリアルとして食べたりすることで日頃の生活にとりいれましょう。 【参考】 Trentin GA, Moody J, Torous DK, Thompson LU, Heddle JA. The influence of dietary flaxseed and other grains, fruits and vegetables on the frequency of spontaneous chromosomal damage in mice. Mutat Res . 2004 Jul 13;551(1-2):213-222. |
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