| アロマテラピーの普及に伴い、精油の原料となるアロマティックプランツ(芳香植物)の保護が関心を集めています。すでにWWFやCITESではサンダルウッドやローズウッドが絶滅の危機にさらされる恐れがあると指摘し、英国のATC(Aromatherapy
Trade Council)でも、精油の原料植物の保存に関する方針が検討されています。メディカルハーブの分野でも、WHOではGACP(薬用植物の栽培と採取に関するガイドライン)を発表し、絶滅の危機に瀕しているハーブとしてアメリカ人参やゴールデンシールなどをリストアップしています。自然のサイクルに対するニーズの急激な増加がもたらすこうした問題は、単に栽培面積を増やすといった策では解決は難しく、保護地域の設定や公正な配分をもたらすルールづくり、代替植物の検討など、より広範囲な解決策が望まれています。また私たちは発展途上国の地域共有の資源である薬用植物やその活用法の独占につながる第三者の特許取得に強く反対します。私どもの研究所では芳香植物を保護するための関連情報の収集につとめています。 |