エゾウコギ

学名

Eleutherococcus senticosus

英名

Eleutherococcus


科名

ウコギ科


使用部位

根、根茎


成分

リグナン〔エレウテロシドE、エレウテロシドB4(セサミン)〕 フェニルプロバノイド〔エレウテロシドB(シリンジン)
クロロゲン酸、ジカフェオイルキナ酸〕 クマリン、サポニン、多糖類


適応

虚弱、疲労、倦怠、集中力低下などの心身の活力低下、病後の回復期


用法・容量

成人:1日量として乾燥根および根茎2~3g


禁忌

知られていない

注意事項

高血圧患者の血圧が上昇したという報告がいくつかあるが、因果関係は明らかではない

相互作用

報告なし


出典

ESCOPモノグラフ2009


安全性

AHPA安全性ハンドブックによるクラス分類:クラス1(適切な使用において安全)


概説

エゾウコギはシベリアや中国北部などの寒冷地に生育し、北海道(蝦夷)でも採取できるため、エゾウコギと呼ばれます。エゾウコギはシベリア人参とも呼ばれ、朝鮮人参やアメリカ人参と同じウコギ科ですが、属が異なります。成分としてはリグナン類のエレウテロシドEやフェニルプロパノイドのシリンジン、クマリン類のイソフラキシジンなどを含み、アダプトゲン(適応素)として知られます。アダプトゲンとは、ストレスに対して全身の適応力を非特異的に向上させ、しかも無害なものをいいます。旧ソ連ではこうした特徴を生かし、オリンピックに出場するス ポーツ選手や宇宙飛行土に飲用させた記録があります。日本薬局方(第16改正)にはシゴカ(刺五加)の名前で収載され、催眠鎮静薬、食欲増進薬とされています。また、エゾウコギのリグナンの一部が腸内細菌によって代謝を受け、エンテロラクトンに変化してエストロゲン作用をもたら すという報告もあります。なお、含有量は劣るものの地上部にも地下部と同様の成分が含まれるため、資源保護の観点からも茎部も使用されるようになっています。


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