アルテア/マシュマロウ

学名

Althaea officinalis


英名

Marshmallow


科名

アオイ科


使用部位

根部


成分

粘液質5~ 11%、あるいはそれ以上(アラビノガラクタンなどの多糖類)〔粘液質は晩秋から冬に増量し、40~60℃の温度に耐えるが強い日光には弱い〕
フラボノイド配糖体 フェノール酸 テンプン ペクチン タンニン


適応

空咳、口腔、咽頭、胃粘膜刺激


用法・容量

成人:単回投与
①空咳や口腔咽頭の刺激:0.5~3 gをマセレーション(冷浸剤)で服用
②胄腸の刺激:3~5gをマセレーション(冷浸剤)で1日3回まで服用


禁忌

知られていない


注意事項

知られていない

相互作用

ほかの薬剤と同時に服用した場合には薬剤の吸収が遅延する


出典

ESCOPモノグラフ2003


安全性

AHPA安全性ハンドブックによるクラス分類:クラス1(適切な使用において安全)


概説

アルテアは粘液質を豊富に含むため、空咳や急性の咳に用いると、粘液質が気道の粘膜に保護被膜を形成して気道を刺激から守り、咳を鎮めます。また、口内炎や咽頭炎、胃腸炎に内用で用いたり、含嗽剤やマウスウオッシュとして外用で用いられます。さらに、皮膚の乾燥や炎症にも局所の刺激緩和や創傷治癒を目的として湿布などで用いられます。アルテアの茶剤の調製は冷水(常温の水)に30分間以上漬け込み、飲用する前に加熱して少し温めてから服用します。これは アルテアにデンプンが大量に含まれているため、熱湯ではなく冷水で抽出することでデンプンが 溶出するのを防ぐためです。ただし、含嗽剤やマウスウオッシュで用いる場合は、この限りでは ありません。なお、アルテアは単独でも用いられますが、抗炎症作用をもつジャーマンカモミー ルや去痰作用をもつフェンネルなどとブレンドして用いることもあります。アルテアのパウダー (粉末剤)を用意しておくと、ハーブティーや料理に加えて溶かすだけで容易に粘度を高めることができます。


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