アンジェリカ

学名

Angelica archangelica 


英名

Angelica


科名

セリ科


使用部位

根部


成分

精油0.2~ l %(α-ピネンなどのモノテルペンとカリオフィレンなどの微量のセスキテルペン)
クマリン類(ベルガプテンやアンゲリシンなどのフロクマリン) フェノール酸(クロロゲン酸、カフェ酸) デンプン


適応

胃腸のけいれん、消化不良、食欲不振、鼓腸、気管支炎


用法・容量

成人1 ~2gを茶剤として1日3回服用


禁忌

知られていない


注意事項

フロクマリンにより光感受性を高める可能性があるため、長時間の日光照射を避けること


相互作用

報告なし


出典

ESCOPモノグラフ2009


安全性

AHPA安全性八ンドブックによるクラス分類:クラス2b(妊娠中に使用しない) クラス2d(長時間の直射日光の照射は避ける)


概説

わが国の局方収載の当帰Angelica acutilobaは婦人薬や保健強壮薬として知られ、当帰芍薬散や抑肝散、紫雲膏などの漢方処方に用いられます。一方、アンジェリカ(セイヨウトウキ)はガーデンアンジェリカとも呼ばれ、芳香性苦味健胃薬に分類され、シャルトルーズなどの健胃を目的としたリキュールの原料として用いられてきました。適応としては消化不良や鼓腸、更年期の活力の低下や食欲不振、抑うつなどで、ペパーミントとブレンドするなどして茶剤として服用します。最近では認知症に対してアンジェリカの抽出物と米ぬかから抽出したフェルラ酸よりなるサプリメントが用いられています。ドイツのコミッションEモノグラフではアンジェリカの作用として鎮痙、利胆、胃液分泌刺激をあげ、用量は乾燥根として1日4.5 gとしています。アンジェリカの根を蒸留して得た精油の使用法としては、樟脳の精油とブレンドしてアルコール基剤のリニメント剤とし、関節リウマチに塗擦する方法が知られています。なお、アンジェリカはベルガプテンやアンゲリシンなどのフロクマリン類を含むため、光毒性に注意が必要です。


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