イチョウ葉

学名

Ginkgo biloba


英名

Ginkgo


科名

イチョウ科


使用部位

葉部


成分

ジテルペントリラクトン(ギンコライドA、B、 C、J) セスキテルペントリラクトン(ビロバライド)フラボノール(クエルセチン、ケンフェロール、イソラムネチン)
二量体フラボン(アメントフラボン)長鎖アルキルフェノール酸(ギンコール酸)
【標準化エキス】 フラボン配糖体 22.0~27.0% テルペンラクトン 5.0~7.0% (ギンコライドA 、B、 C 2.8 ~ 3.4%、ビロバライド2.6~3.2%)


適応

【標準化エキス製剤】 軽~中等度の認知症初期の変性性認知症と血管性認知症および混合型大脳機能不全めまい、
耳鳴りなどの知覚神経障害、認知機能の向上、問欠性跛行などの末梢動脈閉塞性障害


用法・容量

【標準化エキス製剤】成人:1日120 ~ 240 mgを2~3回に分けて服用


禁忌

イチョウ葉製剤に過敏な者


注意事項

知られていない


相互作用

血液凝固を阻害する薬剤との相互作用はないと断言することはできないが、これまでの研究では相互作用は確認されていない


出典

ESCOPモノグラフ2003


安全性

AHPA安全性ハンドブックによるクラス分類:クラス2d(MAO阻害薬に影響を与える可能性)


概説

イチョウはわが国でも長寿の象徴として広く知られますが、医療への応用は1950年代にヨー ロッパで実施された研究や臨床観察に由来します。イチョウ葉の成分は強力なラジカルスカベンジャーとして働き血管壁を保護するとともに血流を改善します。イチョウ葉は血管性認知症と変性性認知症(アルツハイマー型)のいずれにも効果が認められ、さらに間欠性跛行などの末梢動脈閉塞性障害や、めまい、耳鳴りなどの知覚神経障害にも用いられます。ドイツのコミッションEモノグラフでは承認ハーブのリストに「イチョウ葉エキス」として収載され、成分としてフラボノイドやテルペンラクトンの含有量に加え、ギンコール酸を5 ppm以下と規定しています。これはギンコール酸がアレルギーを引き起こすリスクがあるとの考えによるものです。一方、イチョウの乾燥葉は非承認ハーブのリストに収載されています。イチョウ葉エキスに含まれるテルペンラクトンのギンコライドBはPAF(血小板活性化因子)を阻害しますが、イチョウ葉エキスと抗凝固薬との相互作用については明確にはなっていません。そのため、手術前や歯科処置前の 2~3週間はイチョウ葉エキスの使用を控えるべきとの意見もあります。


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