ウスベニアオイ

学名

Malva sylvestris


英名

Mallow


科名

アオイ科

使用部位

花部

成分

粘液質6~10%以上 アントシアニン6~7%(主にマルビジン) ウルソール酸 フィトステロール

適応

空咳、口腔、咽頭、胃粘膜剌激


用法・容量

内用(成人):1.5~ 2gを冷浸剤として、または茶剤として服用し、必要があれば1日5gまで服用
外用 :5%煎剤を含嗽剤として使用


禁忌

知られていない

注意事項

知られていない


相互作用

報告なし


出典

ESCOPモノグラフ2009


安全性

AHPA安全性ハンドブックによるクラス分類:クラス1(適切な使用において安全)


概説

ウスベニアオイの茶剤は、豊富な粘液質とアントシアニン(アントシアニジン配糖体)を含んでいます。アントシアニンは酸性で紅色、アルカリ性で青色を呈すことから、ウスベニアオイの茶剤にレモン汁をたらすと色が薄紅色に変化します。ちなみに重曹を加えると色が明るい青色に変化します。ウスベニアオイに含まれる粘液は、気道の粘膜に保護被膜を作って気道を刺激から守るため、空咳や急性の咳を鎮めます。また、口内炎や咽頭炎、胃腸炎にも内用で用いられることがあります。さらに、皮膚の乾燥や炎症に湿布などの外用で用いると、局所の刺激を緩和し、患部を保護して治癒を促します。患部が広い場合には入浴剤を製して手浴や足浴、座浴など部分浴で用います。ウスベニアオイは粘液質の量ではアルテア(マシュマロウ)に劣ることが多い一方、 アントシアニンを含むため、抗酸化作用や毛細血管保護作用が得られます。なお、一般に Malva-Teaの名称で知られているものはウスベニアオイやアルテア(マシュマロウ)ではなく、 同じアオイ科のハイビスカスの茶剤を指します。


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