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ビルベリーBilberry

 ブルーベリーの近縁種であるツツジ科のビルベリーは夏に酸味のある黒紫色の果実をつけます。この果実は内部まで濃い赤紫色をしていますが、この色素成分はアントシアニン(アントシアニジン配糖体)です。ビルベリーは収れん性を有するためヨーロッパでは中世から下痢や赤痢そして糖尿病にティーやシロップの形で用いられ、また外用では口腔粘膜の炎症などに使われました。また毛細血管の透過性の亢進を抑制したり、血管をフリーラジカルからの攻撃から守るため痔や静脈瘤、糖尿病性網膜症、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも用いられます。第2次世界大戦中に英国空軍のパイロットがビルベリーのジャムを食べておくと視界が良く見えると証言したことから視覚領域での科学的研究がイタリアやフランスを中心に進められ、ロドプシンの再合成速度が早まることが明らかになりました。わが国でも、こうしたことからビルベリーが「目に良いハーブ」として認知が広まり、コンピュータユーザーの間で人気が高まっています。

ビルベリー

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