グリーンフラスコが推進する
CSR活動


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1.J-aromaおよびJ-herbプロジェクト

わが国では古くから冬至にユズ湯に入る習慣がありますが、最近のアロマセラピーの研究ではユズの精油に血行促進作用があることが報告されています。こうした先人達の知恵に学んでエコロジカルなライフスタイルを復活させるため、グリーンフラスコでは2001年よりJ-aroma(国産精油)やJ-herb(国産ハーブ)の製品化を行っています。こうした製品はセルフケアに役立つだけでなく、地域の雇用を生み、生産者と消費者、都市と地方をつなぐメディアとしての役割を担っています。

2.環境・森林資源保護プロジェクト

米国では、自然体験が少ない子供たちに見られる心身の不調の原因のひとつとして「自然欠乏障害(自然欠乏症候群)」という概念が提唱されています。グリーンフラスコでは「森は自然のホスピタル」という考えのもと、長野県清里の(財)キープ協会や環境先進都市である北海道下川町のNPO「森の生活」などとコラボしています。また、地球温暖化防止のカギを握ると共に、私たちにさまざまな恵みをもたらす生態系としての森林を守り、かつ活用する方策を探るため、グリーンフラスコでは2003年より、こうした分野で先進的な取り組みを行っている北海道の下川町森林組合と正式に事業提携を結んで活動し、商品の形となって実を結んだのがFSC認証マーク付きの北海道モミ精油です。

3.難民支援プロジェクト

 難民とは迫害などによりやむを得ず母国を離れた人々を言いますが、わが国の難民に対する受け入れや対応は先進国の中で著しく遅れています。難民支援の対象者はアフリカや東南アジアなど、かつて植民地支配を受けた国々の人が多く、精油やハーブの生産国と重なります。グリーンフラスコでは、1990年に設立されたUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)と協働して国内の難民支援に取り組んでいるNPO難民支援協会に協力する形で難民支援活動を行っています。(自由が丘店に募金箱を常設しています。)


4.ヘンプ(大麻)普及プロジェクト

ヘンプ(大麻)と聞くと驚かれる方も多いと思いますが、法律で規制されているのは葉と花穂の部位のみで、種子を絞ったヘンプ油は炎症体質を改善するαリノレン酸の供給源として注目を集めています。また、ヘンプは成長が早く、衣類や建材、燃料など利用範囲が広いため、環境問題の解決の糸口として期待されています。さらに、最近では欧米で医療用大麻の研究や臨床応用が進み、がんや多発性硬化症などの患者さんに用いられています。1996年に米国のカルフォルニア州での住民投票による合法化をきっかけにして、20年かけて半数の州で合法となりました。その他にもオランダやカナダ、韓国などの国レベルで医療大麻の合法化が加速しています。グリーンフラスコではヘンプに関しての正しい情報提供と普及活動を行っています。


5.自然派介護プロジェクト

高齢化社会が進む中、介護のあり方や終末医療についてさまざまな議論がなされています。人は誰もが年を重ね、自分だけではなく家族の介護も考え、また現実に介護をしていかなければいけません。アロマやハーブを生活に取り入れている自然志向の方は自分が介護を受ける立場になっても自然志向の暮らしを継続したいはずです。グリーンフラスコではそうした介護を『自然派介護』と名づけ、自然志向の介護用品の開発や情報提供に務めています。さらに地域包括ケアシステムの中でハーブショップとして貢献できるサービス~例えば認知症カフェ(オレンジカフェ)や認知症サポーター養成講座を2018年より随時、開催しています。


6.ヘルスリゾート推進プロジェクト

ヘルスリゾートとは森や海などの自然条件が病気の予防や治療に適することが科学的、経験的に実証されている場所を指し、そこで行われる医療をヘルスリゾートメディスンと言います。ヘルスリゾートは従来の自然破壊型のリゾート開発ではなく、地域の自然と文化を固有の資源として生かし、疲れた都会人が元気を回復する場所なのです。また、ヘルスリゾートでは地域の人々と都会人との交流が生まれ、地域に雇用を生み出します。グリーンフラスコでは医師や保健師、ランドスケープアーキテクトなどの専門家とともに関連情報の提供を行っています。