お役立ちサイトのデータベース

画像

プチグレンPetitgrain

ミカン科のビターオレンジの葉や小枝を蒸留して得た精油をプチグレンといいます。プチグレンは「小さな粒」の意味で、この精油が昔は小さな未熟の果実を蒸留して得ていたことを示しています。現在ではフランスやスペイン、それに南米のパラグアイで採油されています。ネロリと比べると香りはフレッシュで軽やかな印象を与えます。精油成分を比較するとリナロールはやや少なく、逆に酢酸リナリルなどのエステルが格段に多いのが特徴です。アロマセラピーではプチグレンの精油は気分の落ち込みをリフレッシュし、ストレス状態から抜け出すのを助ける目的で用いられます。ネロリの精油も抑うつによく用いられますが、プチグレンの精油は気分を高揚させる働きではネロリに劣るものの、ネロリの香りが濃厚すぎると感じる人にはとても適しています。また、ネロリの精油を身につけるには香りが強いので、まわりへの影響を考えなければなりませんが、プチグレンの精油は軽いのでより気軽に用いることができます。 こうしたことからも、プチグレンの精油は香水業界でコロンの原料によく用いられています。

データベース一覧へ戻る