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ヘンプHemp

 ヘンプの葉と花穂は幻覚成分のTHC(テトラヒドロカンナビノール)を含み、大麻取締法によって厳しく管理されています。その一方で種子と茎(繊維)は規制外でバイオマスや衣料品、食料品、建築材料など多用途かつ環境負荷が少ないことから産業用大麻はエコロジカルな自然素材として大きな注目を集めています。ヘンプの種子を圧搾して得たヘンプ油はオメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸を約20%含むと共にオメガ6系脂肪酸のリノール酸とGLA(γ-リノレン酸)を合わせて60%含み、この比率が1対3と理想に近いことから生活習慣病予防やアレルギー体質の改善に効果が期待されています。また精製したヘンプ油は浸透性を保湿力にすぐれていることからオイルマッサージのキャリアオイルとしても注目されています。なお、ヘンプの葉の有害性の真否についてはさまざまな議論があり、欧米では緑内障や、がんの疼痛緩和、多発性硬化症などの難病に対する医療用大麻(Medical marijuana)の活用が試みられています。

ヘンプ

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