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マカMaca

 マカはペルー原産のアブラナ科の多年草で、カブに似た直径8㎝ほどの塊茎をつけ、地上部は地をはうように成長します。マカはすでにインカの時代から3000mを越すアンデスの高地で栽培が試みられ、何千年にもわたって人々の重要な栄養源として、また貴重な薬用植物として用いられてきたことから「ペルー人参」の名で呼ばれています。マカは良質のタンパク質やリノール酸などの必須脂肪酸、各種ビタミンや鉄、カルシウム、亜鉛などのミネラルほか栄養価に富み、滋養強壮効果にすぐれています。このためマカは家畜の繁殖能力の向上に有効であることから植民地だったペルーからスペインに向けて輸出されていた時期もありました。現在では中高年男性の気力、体力の衰えや性機能の低下、更年期の諸症状や不妊などに用いられています。生殖能力の向上のメカニズムについては明らかではありませんが、研究が進められ、最近では多価不飽和脂肪酸のマカエンやそのアミドであるマカミドなどの成分との関連が報告されています。

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