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マシュマロウ(アルテア)Marshmallow

マシュマロウはヨーロッパの伝統医学で2000年にもわたって用いられてきた歴史を持ちます。マシュマロウは粘液を含むハーブの中で最も重要な位置を占めています。マシュマロウの粘液はアラビノガラクタンなどの多糖類よりなりますが、マシュマロウの葉には6~9%、アルテア根と呼ばれる根には6.2~11.6%含まれます。粘液が効果的な症状としては空咳やのどの痛み、気管支炎、口内炎、消化管の炎症や泌尿器の炎症などで粘液が粘膜に潤いを与え刺激から守ります。このような症状にはハーブティーやマウスウォッシュ、ガーグルなどで用います。また湿疹や皮膚炎などに湿布などで外用すると粘液が患部を保護し、修復を早めます。アルテア根は単独でも用いますが、パウダーの形で用意しておき、例えばジャーマンカモミール(Matricaria chamomilla)のハーブティーに適量を加えてかきまぜ、ややとろみをもたせて服用するなどの方法もあります。なお、粘液ハーブとして同じような目的で用いられるものに、ウスベニアオイ(Malva sylvestris)の花や葉それにスリッパリーエルム(Ulmus rubra)の内皮などがあります。

マシュマロウ(アルテア)

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