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アルニカArnica

アルニカはヨーロッパ原産のキク科のハーブで黄色い花を咲かせ、その姿からウサギギクと呼ばれています。外傷や打撲、捻挫といった外部から物理的な力が加わって生じるトラブルに対し、軟膏やクリーム、ジェル、外用チンキ剤として古くから最もポピュラーに用いられてきたのがアルニカです。このため欧米では数多くのアルニカのホメオパシー製剤が流通しており、家庭の薬箱の定番製品になっています。アルニカはリウマチや関節炎、静脈炎、害虫に刺された際の炎症などにも用いられますが、その成分に潜在的な毒性があるため傷口が開いている場合や内用には一般には用いられません。また皮膚への刺激から湿疹などを生じることがあるため使用は応急の処置の範囲にとどめ、長期連用は控えます。アルニカの浸出油はアルニカ1に対して植物油5の割合で植物油中にアルニカを浸出せしめて作ります。アルニカ軟膏はこのアルニカ油(浸出油)を最大で15%まで使用して作ります。

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