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アンジェリカAngelica

 アンジェリカの名前の由来はエンジェル(天使)を語源とし、病める人々を助けるハーブとして古くから風邪や気管支炎、それに胃腸の不調に用いられ、中世では最も重要なハーブのひとつに数えられました。チャイニーズトウキ(中国当帰、Dong Quai、Angelica sinensis)が主に婦人薬として方剤とされるのに対し、ヨーロッパトウキ(Angelica arehangelica)は苦味、芳香性のトニックとして胃液や胆汁の分泌を促し、消化不良や食欲不振を改善するハーブとして用いられ、ハーブティーとして服用されています。また欧米ではこの目的のためにベネディクト酒やシャルトルーズ酒が盛んに作られました。アンジェリカの鎮痙作用や駆風作用のメカニズムはアンジェリカの成分がカルシウム拮抗剤として働くためと考えられています。また発汗作用や利尿作用をもち体を温めるため、冷え症や更年期の気力、体力の劣えに用いられます。なお、ヨーロッパトウキもチャイニーズトウキと同じように子宮の働きを賦活するとの報告もあります。

アンジェリカ

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