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カルダモンCardamon

東南アジア原産のカルダモンは草丈3メートルに達するショウガ科の草本で、古くから香辛料として、また芳香性健胃薬として用いられてきました。今でもインドの混合スパイスであるガラムマサラやカレー粉の原料として必須のスパイスとなっています。一方、スウェーデンなど北欧ではパンやケーキ作りに使われ、バルト海周辺ではニシンの塩漬けに用いられます。また、カルダモンの特徴的な使い方にコーヒーの香りづけがあり、カルダモンの年間生産量の半分はアラブ圏でこの目的に消費しているとされています。カルダモンの種子を蒸留して得られる精油は甘くスパイシーな香りがあり、精油成分としてはシネオールや酢酸テルピネルを含んでいます。アロマセラピーではこのスパイシーな香りが心と体を温め、疲労や消耗から立ち直らせる目的で使われます。また、消化不良や食欲不振、疝痛などの消化器系の機能障害の他、風邪などの呼吸器のトラブルに用いることがあり、特に体が冷えているときに用いると効果的です。

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