お役立ちサイトのデータベース

画像

シナモンCinnamon

 シナモンは南インドやスリランカなどの熱帯地方や中国、ベトナム原産のスパイスハーブで数千年も前から東西の伝統医学に用いられてきました。シナモンの樹皮は消化機能を促進し、また血液循環を高めることから食欲不振や消化不良、吐き気、鼓腸などや風邪による咳や発熱によく用いられます。メディカルハーブとして用いる場合は樹皮に少なくても1~2%の精油を含むものを用いる必要があります。この精油には60~80%の桂アルデヒドやオイゲノールを含み、強力な抗菌作用や抗真菌作用、抗ウイルス作用を発揮します。ドイツのコミッションEではシナモンの樹皮の浸剤(ハーブティー)を腹部膨満感や鼓腸それに胃液の分泌の調整に用います。なお、近年にはシナモンの樹皮の水抽出エキスに抗潰瘍効果があることが報告されています。シナモンは単独で用いられることは少なく、多くの場合は他のハーブと合わせて処方されており、オレンジピールやレモンピールと合わせたカプチーノスタイルがビバレッジの分野でも人気を集めています。

データベース一覧へ戻る