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ソバ(シャクチリソバ)SOBA

 タデ科のシャクチリ(赤地利)ソバはインド北部および中国原産の多年草で、高さ約1mに達し、秋に花を咲かせます。わが国でもソバはソバガラを枕に入れたり「高血圧に良い」として食されるなどなじみの深いハーブのひとつです。その葉にはビタミンPと呼ばれるルチンやクエルセチンなどのフラボノイド配糖体を豊富に含むため、毛細血管壁の透過性を制御し、血管を丈夫に保つと共にアレルギー反応が広がるのを防ぎます。またビタミンPは体内でビタミンCの働きを増強することでも知られ、ソバは高血圧や動脈硬化などの循環器系の生活習慣病の予防や脳卒中の後遺症に用いられます。通常のソバやダッタンソバの乾燥葉中のルチンの含有量が約4%であるのに対し、シャクチリソバは7%と多く、さらに繁殖力が極めて強いため、ルチン薬の製造原料としても用いられます。なおシャクチリの名は古来この植物の根茎が赤地利と称して解毒薬として用いられたことに由来しています。

ソバ(シャクチリソバ)

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