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大豆

 今でこそ大豆の世界一の生産国は米国ですが大豆はアジア原産とされ、長い間アジアの食文化を支えてきました。私たちの食卓にのぼる大豆製品は豆腐・味噌・醤油・きな粉・納豆・豆乳・枝豆・湯葉など多岐にわたります。近年大豆のさまざまな機能性が再評価され、なかでもダイジンやゲニスチンなどの大豆のイソフラボン配糖体のフィトエストロゲン作用は大豆の摂取量の多いアジアの人々が欧米人よりも乳がん・子宮がん・前立腺がんによる死亡率が低いことの原因であると指摘されており、またホットフラッシュや動悸などの更年期症状の緩和にも有効であるとの報告があります。大豆レシチン(ホスファチジルコリン)は細胞膜の構成要素であり、また乳化作用をもつため、脂質代謝を促して動脈硬化や肝臓病などの循環器系の生活習慣病を予防し、さらにコリンを含むため痴呆などの脳神経疾患にも効果が期待されています。なお、大豆サポニンには脂質の酸化抑制作用があり、大豆タンパク質の良質の植物性タンパク源となります。

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