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パインPine

 パインの仲間は欧州や北米、中国、日本など世界中で古くから医療用途に用いられてきました。特に松脂(マツヤニ)は多くの調合薬の起源物質として重要な役割を担ってきた歴史をもちます。針葉樹林を散歩すると思わず深呼吸するように針葉樹から揮散される芳香物質は空気を浄化し、さらに気管支の働きを蘇生して気管支炎や肺炎などの呼吸器系の症状を改善します。かつては大量の葉に熱湯をかけて行ったパインの蒸気浴も現在では精油が容易に入手できるため、家庭で手軽にその恩恵を受けることができます。もうひとつの適応はリウマチや関節炎、神経痛などの炎症や痛みを和らげることにあります。この場合には精油を入浴時に用いる方法があり、また咳や気管支炎、リウマチのいずれの場合も軟膏を製して局所にすり込む方法もあります。なお、テレビン油(ターペンタイン油)の原植物には主にマツ(Pinus)属の植物を用いますが、モミ(Abies)属の植物を用いる場合もあります。

パイン

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